2019.12.03 01:09東洋美術の魅力東洋の建造物東洋美術の魅力を語るとすれば、まずは「仏教美術」の成熟が挙げられるでしょう。仏教は紀元前5世紀頃、インドで生まれ、その後造仏造寺が盛んとなり、一般の人々にも信仰が広がりました。・紀元前1世紀頃のアジャンターの石窟・紀元前2世紀から3世紀のガンダーラの石仏美術・4世紀以降の中国をはじめ西域各地の千仏洞(石窟寺院)などを代表としますが、中国に広がった造仏はさらに多大な人材と時間を費やし、4世紀に始まった・敦煌(とんこう)の石窟は14世紀にまで及びました。敦煌は現在でも、古代独自の巨大構築物として名を馳せています。東洋美術の特徴は、このように「大きい」ものに美を求める傾向がありました。・中国の雲岡の石窟・中国の龍門の石窟・朝鮮の統一新羅時代の王陵...